名古屋の家賃相場を調べてみた

マンションリノベーションに限らず住まいを手に入れるには通常はお金を借りなければなりません。賃貸だとしても毎月の家賃が発生します。大多数の人が住まいに対してお金を払っているわけです。

お金を借りると長期間にわたって返済が生じるので大変だ、ということはよく言われますが、家賃だってそれなりのお金を払ってます。ん?それなりのお金・・・?

「そういえば名古屋の家賃相場ってどうなっているんだろう?」

ということで、調べてみました。利用したのはLIFULL HOME’Sさんのサイト。家賃相場を調べることができるんです。便利だなぁ・・・。

詳しくは「愛知県の駅・路線の家賃相場を調べる」をどうぞ。条件別で簡単に比較できて面白いです。

調べた条件としてはアパート、マンション、一戸建ての種別と築年数は問わず。大きさは60~70㎡、駅徒歩10~15分で検索しました。間取りは「2LDK・3K・3DK」タイプ。

名古屋ではだいたい東寄りの地域が人気があるのでその地域を中心にざっと調べてみました。なおそれぞれの評価内容は仲田の個人的主観です。実際の地域の住宅環境の細かい部分など情報不足や思い込みもあると思うのでその点は差し引いていただければ。

ちなみに栄や金山などの中心地のあたりなどは除外してます(調査日は2018/08/18です)。

東山線の家賃相場

まずは名古屋で一番の人気路線と思われる東山線。その中でも「覚王山」周辺と「藤が丘」周辺が好まれていると思います。ということでやはり「覚王山」が一番高いですね。

その他では「東山公園」が12.9万円前後と2番目に高額。「上社」「本郷」あたり9万円前後。木造のアパートが多いイメージがあるので、その分安いのかもなぁ。「藤が丘」は中心地から一番離れている分、意外と安い。それでも約10万円だからなぁ・・・。

ちなみに「藤が丘」は名古屋市の隣接市町村の中でも一番人気がある長久手市とも連絡が良く、リニモでつながってます。

お、リニモって愛知環状鉄道の「八草」につながってたんだ。知らなかった。モリコロパークのある「愛・地球博記念公園」が終点だと思ってた(笑)。

 

名城線の家賃相場

お次は名城線。名城線は環状になっていることもあるし、栄、金山にも乗り換えなしのアクセスということもあって利便性が良い印象です。

「自由が丘」と「茶屋ヶ坂」あたりは閑静な住宅地なイメージです。坂が多いイメージなので自転車移動だとかなり鍛えられそうです(笑)。

「大曽根」はJRとのアクセスがある割には安い感じがしますね。「大曽根」~「名城公園」までは8~9万円くらいなので東山線よりは安めですね。

名城線の中でも八事のあたりも人気ですね。周辺には高級な住宅も多い住宅地で暮らしやすそう。まあ、その分家賃も高いですが・・・。

桜通線の家賃相場

桜通線は昭和区のあたりだと高いですね。緑区になると途端に安くなる。「野並」から「徳重」のラインは周辺は住宅地が広がっているので住みやすい地域なんでしょうね。こちらも高低差が結構あるので鍛えられるますね(笑)。

「神沢」「徳重」のあたりはずいぶんと様変わりして開けた感じです。昔の印象とずいぶん変わったなぁ、と思います。暮らしやすそうな割に家賃が低め。

ちなみに名古屋市の中でも緑区は人口増加の伸びが”ハンパない”(もう古いですね~笑)です。といいますか、緑区はずっと人口が増え続けてます。

名古屋市16区の人口約230万人に対して緑区民の人口は約24万人と1割以上を占めてます。調べた限りでは愛知県内では豊田市(42万人)、一宮市(38万人)、岡崎市(38万人)、豊橋市(37万人)、春日井市(31万人)につぐ規模。「市」並みの規模ですね。

「徳重」から栄までは約34分。これを近いとみるか、遠いとみるかは人によりますね。

例えば近隣の大府市の「大府」から「金山」まではJRで13分ほど。意外と近い。そのためか、大府市のマンションって名古屋市内よりも高いくらいです。利便性を考えた時に意外と周辺の都市部も悪くない選択肢だと思います。価格にはよりますが・・・。

 

鶴舞線の家賃相場

最後は鶴舞線。伏見の19.6万円ってすごいな・・・。まあ、私含め、多くの人にとってはあまり関係のない情報ですね(苦笑)。やはり昭和区は高く東山線と同じ感じです。「八事」を超えると途端に安くなるのが面白い。

以前お客さんに「原」周辺は結構暮らしやすくて便利だった、というお話を聞いたことがあるんですが、その割に家賃が安い。鶴舞線なら塩釜口から東が穴場かもしれないですね。

 

家賃と住宅ローン

といったところで名古屋市の東の地域を中心に家賃相場を見てきました。大きさが60~70㎡と賃貸としては比較的大きめに設定してます。若いご夫婦、一人暮らしの方、お子さんが1人、といった方はたぶんもう少し安い家賃なのではないかと思います。

今回こういう家賃を調べてみて思ったのは、これくらいの大きさ以上であれば、賃貸よりもマンションリノベーションの方が安くなることも多いだろうなぁ、ということです。

これまでの私たちの事例で考えるとだいたい中古物件の購入費とリノベーション費用を含めて2000~3000万円くらいになるんですね。

仮に借入を2500万円、金利を1%、期間を35年とすると毎月の返済額は70,571円になります。管理費、修繕積立金、駐車場を含めても10万円程度といったところ。借入額が2000万円だと毎月返済額は56,457円と14,000円下がります。管理費など含めて約85,000円前後くらいになります。

地域によって物件価格にも差が出るので総予算にも幅が出るので単純ではないですが、賃貸よりは中古マンションリノベーションの方が経済的にも、住まう家の快適さからから考えても、絶対におススメだなぁ、と思いますね。

まあ、私たちはリノベーションをしている会社なので、リノベーションをオススメするのは正直、偏った見方をしている部分もあるかもしれません。でも家賃を10万円以上払うのはどうなんだろう?と思うわけです。

ちなみに返済期間はなるべく長い方がイイと思ってます。収入が多い人は別ですが、サラリーマンの平均年収を踏まえると、とにかく毎月の負担が小さい方がよいと思ってます。

賃貸に住んでいたって家賃は必要なわけですから、もしも賃貸に住んでいるのであれば、マンションリノベーションという方法も早めに検討して欲しいなぁ、と改めて思いました!