9月7日(土)8(日)開催!東山公園の家完成見学会のお知らせ
設計の仲田です。完成見学会のお知らせです。
今回の住まいは床面積105㎡と、マンションでは珍しい100㎡越え。築年数は2003年築と比較的新しい物件です。
写真はリノベ前のLDKの状態。実際、室内の傷みもそれほどなく、少し壁紙が汚れてはいる程度。キッチンなんかもきれいな状態で十分使えます。
これならクロスの張替え程度でいいし、もしもきれいな設備にしたいなら交換すれば済む話ですね。
リノベーション前の間取りは収納量もそれなりにある。またお二人で暮らす予定なので、必要な部屋数も問題ないし、面積も通常よりも広い。105㎡もあれば当たり前か・・(;^_^A
普通であれば、表面的な模様替えや設備交換もすれば十分な感覚だと思います。
4人家族の方がこの物件見たら、収納もそこそこあるし、部屋も広いので、十分暮らせると判断すると思います。
でも、長年、マンションの間取りをいろいろ見てると、やっぱり暮らしにくいな・・という評価になります。
この住まい、よ~く見てほしいんですが、どの部屋に行くにしてもすべてが行き止まりなんですよね。
まあ、分譲マンションや分譲住宅では普通のことなんですが、こうした間取りって、それぞれの部屋を行き来することができないので動線が無駄に長くなります。
またそれぞれが独立した区画なので、家の中は大きな温度差も生じやすくなります。例えば夏はリビングでエアコンをつけて過ごすわけですが、リビングから廊下に出るとものすごく暑い・・・
それにLDKは広さはあるものの、実は広いだけで暮らしにくいんですよね・・・。その他いろいろと解説したいところですが、この程度にしておきましょうか・・(;^_^A
いつもの通り、すべてを解体して、間取りも新たに作り変えていますが、かなり大きく変更してます。
お風呂とキッチンの位置は全く違う場所に変更してます。
水回りの位置を変更することで、回遊できる動線が生まれたり、通風性もよくなります。
今年の夏は近年でも特に暑いですが、8月上旬、午前中9:00~10:00くらいに、オーナーさんと現場で打合せをしました。
当然、工事中はまだエアコンもありません。南北の窓を開放して打合せしていたんですが、風が抜けて、意外なほど涼しかったんです。
近隣は樹木が多いということもあるかもですが、断熱性能をかなり向上させたことと、風が抜けるプランが大きいと思いますね。
さて、今回のリノベーションでは、広さを生かしたかなりゆったりとしたプランとなっているんですが、ちょっとユニークなのが、天井の高さ。
実は廊下の天井高さは1.9mとかなり低いんです。「そんなに低いの?105㎡もある大きな物件なのに?」と思うかもですね(;^_^A
これ、単に低くしたのではなくて、天井から下がっている梁を隠すためにあえて低く計画したんです。こうすることで、マンション特有のデコボコがなくなり、かなりすっきりした印象に。
でも主に過ごすリビングや個室の天井は高いので、廊下からリビング空間にくるとかなり広さを感じます。
この感じは体感しないとなかなかわかりにくいので、ぜひ、
また、天井が下がることによって、天井内には大きなスペースが生まれます。で、そのスペースを利用して、マンションでは珍しい、全館空調システムを採用しています。
これにより、105㎡という大きな空間でも、温度のムラが小さくて、家全体が快適になります。全館空調についてはそのほか細かい解説があるんですが、長くなりすぎるので省略します。
仕組みはそんなに複雑ではないんですが、間取り上の工夫や空調の計算など大事な点がいろいろありますので、これらはぜひ、現地で体感していただければ。
面積はあまり一般的な大きさではないので、間取り的な点では参考になるかどうか?という点は正直あります・・・(;^_^A
でもハーフユニットバスや、バイオエタノールを使った暖炉、キッチンの天板が木製だったり、造作ソファを設置したりと、見どころ満載(笑)
木のマンションリノベーションの魅力と可能性を体感しにきていただけたら、と思います。
ぜひ、ご参加ください!
先着順の予約制です。例のごとく、メルマガでお知らせ済みなので、すでにいくつか埋まっております。お早めにお申し込みくださいませ。
【東山公園の家マンションリノベーション完成見学会】
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完全予約制です。<開催場所>
地下鉄 東山公園駅から徒歩約9分※後日、案内図をお送りします。
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<見学時のご注意>
見学時には手袋着用と簡易スリッパをして見学していただきますが、靴下の着用は必ずお願いいたします。靴下がない方は見学ができませんのでご注意ください。
小さなお子様連れの場合、室内を走り回ったり、壁をベタベタと触る、というようなことがないように見学の際にはご配慮ください。
これはやっぱりご好意で見学会に協力していただくオーナーさんへの最低限のマナーだと思ってますので、ご理解くださいね。