中古マンションリノベーションという住まい方を選ぶ人が増えています。

会社によっていろいろなリノベーションがありますが、私たちが大切にしていることは「快適で暮らしやすいこと」です。

そんなことは当たり前では?と思うかもしれませんね。

でも中古マンションリノベーションの事例を見る限り、「快適じゃないだろうなぁ・・・」「暮らしにくいだろうなぁ・・・」という住まいが多いんです。

中古マンションが持つ特有の、性質としてのいろいろな暮らしにくさ、欠点を解決していないんですね。実際、せっかくリノベーションしたのに「あまり快適ではない」「暮らしにくい」という意見を目にすることもあります。

せっかくマンションリノベーションをするのであれば、マンションが持つ欠点を解決することは当然だと思うんですが、そうなっていないのはとても残念・・・。

 

こうした欠点を解決するために、私たちは断熱補強工事と乾式二重床工事の二つを標準工事としています。

あまり理解されていませんが、マンションは断熱性能はよくありません。LDKは快適でもそれ以外は暑い、寒いという住まいなんです。

そうした温度差があって不快な環境をなくすには断熱補強工事が必要になります。

また二重床工事をすれば配管位置を変えることができるので、キッチンや浴室などの水回りの位置も変更が可能になります。

そうするとまったく新しい、暮らしやすい間取りへと変更することができるんです。

完成したら見えなくなる部分ですが、快適な環境と、暮らしやすい間取りにするにはどうしても必要な工事なのです。

 

そうした工事をすることで、私たちが提案するリノベーションの間取りは、いわゆる一般的な間取りとは全く違う住まいになります。でも決して、奇をてらった設計ではありません。

マンションの標準的な間取りを見ていると、何となく、こういうものなんだろうな、って無意識に思い込んでしまいますが、実はマンションの間取りって暮らすことを重視した住まいとはとても言えない・・・。

「何となく感じよく住めそう」と思わせるようにできているだけで、実際にマンションで暮らしている方に聞くとだいたい共通の不満が出てきます。

そうした不満が出ないようにするためにも「一般的」という思考停止な考えから、一度自由になる必要があります。

 

 

マンションは決して広い空間ではないですし、柱や梁といった構造が室内に出っ張ったりします。そうしたマンションが持つ独特の状況を最大限に生かすためには一般的な設計手法ではいい住まいは計画できません。

限られた空間を効率的に使い、暮らしに必要なサイズと身体の感覚をうまく融合させ、その上で、暮らしやすくて快適な住まいにする。根本的に違う考え方で設計しなおす必要があるんです。身体感覚設計とでもいえばいいでしょうか。

身体感覚にフィットする住まいの内装には、木と自然の素材を使うと相性がいいです。いくら性能を高めてプランを工夫しても、表面がシートで張られたツルツルピカピカした建材では心地の良さはずいぶん減ってしまいますからね・・・。

 

家の中の温度差があまりなく、実際の面積以上に広く感じられて、暮らしやすい配慮をした私たちのリノベーションは、一般的な新築マンションや一戸建てよりもはるかに心地のいい住まいになります。

また家づくりのトータルコストも過剰な負担とはなりにくいのも嬉しいところ。

 

 

もちろん、過剰な負担になる、ならない、は人によって変わりますし、戸建てよりもコストを抑えられるというのはもちろんそうなのですが、質のいい住まいであることも大切。

 

工事と設計の内容は会社によって全然違いますから単純な比較にはあまり意味はないのですが、他のリノベーション会社と比べると私たちのリノベーションは比較的高めです・・・。

安いことに越したことはないんですが、コスト削減だけが目的になると、どうしても質を落としていくことになっていくので、そこはいつもジレンマを感じてます・・・。

でも、やはりプロとして必要だと判断している工事と仕様で、快適で暮らしやすい住まいの提案をすることを重視しています。

 

なお私たちは工務店というスタイルではあるんですけど、設計事務所でもあります。なので設計する図面の枚数もたぶん、他社さんよりはかなり多いと思います。

 

図面数が多いということは材料の仕様や工事の方法などが明確でもあるということ。これ、当たり前なように見えて、リフォームでは意外と適当だったりする・・・

定額制とか、床面積に単価をかけて提示するやり方もありますが、そういう方法はどんぶり勘定になってるし、工事に何が含まれているのかが不明確なので、トラブルの原因にもなりやすい。

分かりやすくて簡単な見積って、結局は業者都合なんですね。

どんな仕様でどういう性能なのかの根拠が明確であることは、工事の内容と品質にも直結すると思います。やはり価格にはちゃんと根拠がありますので。

 

できるだけ費用を抑えることは大事だと思いますが、私たちは、総予算の中でどういう提案ができるか?ということも大事だと考えています。

とくにマンションリノベーションは物件の大きさと築年数によって、購入も含めた総予算が大きく変わってきます。そのため、

・物件の大きさはどれくらいなら成り立つのか?
・築年数が古い場合にはその物件が大丈夫なのか?
・借入先とのやり取りはどうしたらいいのか?

などなどリノベーションに関する様々なことについても、しっかりとフォローをしています。購入前の物件選びでは基本的に同行立会をして購入の是非についてもアドバイスをします。

 

単純なリノベーションだけの価格で考えるのではなく、総予算の中で、どういう物件条件なら快適な住まいを、過剰な負担とはならないレベルで手に入れることができるのか?というスタンスで考えることが大切だと思います。

 

結果として、ワンストップ型のリノベーション会社と同じようなフォローをしてるんですが、中古物件の仲介をしていないことで、より客観的に物件評価をすることができるのがある意味強みでもあります。

このフォローの中身については、この地域のどのリノベーション会社と比べても一番充実している自信があります。まずは気軽に相談にお越しいただけたら・・・と思います。

 

マンションリノベーションはその流れがわかりにくいということもあるし、中古物件ということの不安もある・・・。

そうした不安にも、ちゃんとした根拠をもって、できるだけ客観的な説明をしますから、きっと安心していただけると思いますね。

 

多くの方に、木と自然素材の中古マンションリノベーションという住まいの魅力と可能性を知ってほしいです。

そうすれば、家づくり費用に、過剰な負担をかけないでも豊かに、快適に暮らしていくことができると思います。