施工事例とは違う雰囲気の住まいにしたいんですが・・・

私たちのマンションリノベーションでは、多少の違いはあってもオススメしている素材が大体同じなので、同じような雰囲気のものが多くなってはきます。雰囲気としては下のような感じです。

豊明市マンションリノベーションの事例です

ただ、使う素材として木の樹種を変えるだけでもずいぶん変わります。例えば下写真は弊社の施工事例ではないですが、床が濃くなるだけで印象がずいぶん変わります。

この他に住まいの雰囲気を左右するものとしては、建具があります。よく使っているのはシナを使ったタイプ。色調が薄くて癖もすくないので、飽きが来ません。その他チェリーなど様々な樹種の建具があります。格子戸や框戸というタイプもあって、好みと用途に応じていろいろな選択肢があります。

シナの建具は主張しすぎないため、オールラウンダータイプといえます。

チェリーの建具は落ち着いた雰囲気になります。

格子戸もいろいろありますが、写真は斜めに格子を傾けて隣戸の視線を遮るようにしています。

正面の框戸(かまちど)は木の枠をつくる感じです。ポリカを組み込んで明かりを取り込むことが多いです。

また内壁の色を多少変えたりすることも考えれば、いろんな組み合わせができるので、かなりのバリエーションのものができます。

イメージしている雰囲気を教えていただければ施工事例とは違ったリノベーションをすることが可能です。なので「施工事例のイメージではないんだけどな・・・」という場合でもお気軽に相談して頂けたらと思います。

基本的には木に代表される自然素材を使い、シート張りの工業製品は使わないことを大事にしています。素材の良さを大事にした住まいって、長い目で見た時に飽きが来ません。またビニルクロスなどと違って、室内の空気感とでもいうようなものが全然違ってきます。

あとこれは好みの問題ですが、私たちは「○○風」という感じのデザインや雰囲気が一番にくるスタイルの住まいは正直なところあまり好きではないです。

そういう○○風の住まいを作るコトはできますし、打合せの最中も希望にお応えするべく、資料やサンプルを用意することもできますが、自分たちの気持ちが乗っていない中で住まいづくりをするのはどうも誠実ではない気がするんですね。

このあたりはやや抽象的になってしまって表現が難しいですが、ポイントは素材の良さを出してシンプルに見せること。いろいろと感じのいい素材はたくさんありますから、やっぱり自分たちもいいなぁ、と感じるものをおススメしたいですね。

なお素材をシンプルに活かすためには、細部の見せ方、つくり方も大事です。デコレーションのためにデザインが前面にでるのではなく、すっきりとシンプルにするためにデザインをする、というスタンスを大事にしています。

そういう意味でホームページ上の施工事例とは違った雰囲気のリノベーションをすることは可能です。お気軽に相談して頂けたらと思います。

素材を活かしたシンプルな住まいは非常に落ち着きがあります。お引き渡しをしたオーナー様からは「新しいけれど、昔から住んでたみたいに馴染む」という意味の感想をいただくのですが、まさにそういう住まいを提案したいと思ってます。