昭和区楽園町 K邸マンションリノベーション
2021年11月竣工
物件概要/2004年築/91㎡
築年数が新しく、面積も90㎡を超えており、断熱性能もそれなりにしっかりしていて、今までの中で一番、質の高い中古物件でした。
物件自体の良さもさることながら、窓から広がる樹木の風景が素晴らしく、マンションとは思えない環境。また柱や梁といった出っ張りが基本的にないのが築年数が新しい物件のいいところでもありますね。
面積は大きいものの、普通のよくあるマンションの間取りで、面積の割には収納量もそれほど多くはなく、無駄に広いユニットバスが目を引くくらい・・・
リノベーションプランとしては、広さを生かしてゆったりとした方向性をベースに、リモートワークを考慮したり、収納量や動線にも工夫をしました。
書籍や置物などが比較的多いため、リビングは壁全面を収納棚としてすっきりとさせました。リビング横にはかなり広めの多目的なワークスペースを設けています。
キッチンは少し変わった計画ですが、壁付けのL型配置として、背面に収納カウンターという構成。
単純なL型キッチンだとコーナー部分が使いにくくなりがちですが、今回はI型のキッチンをL型に配置するイメージ。
コーナー部分は洗面脱衣への出入り口になっているので使いにくさもなく、動線もコンパクトなのでいろいろな作業がしやすい利点があります。
基本的な面積が広いので、アウトドア系の荷物と自転車を置く場所も兼ねて、玄関とその横の土間スペースはかなり広く計画しています。
玄関からは洗面脱衣へ直接出入りでき、その先のキッチンにも行けるので、非常に便利な配置です。
全体的にゆったりと計画しつつ、持っているモノや衣類をどう収納するか、キッチンの使い方はどうするか、など細部の計画はかなり詰めて計画したことでとても快適な住まいとなりました。